共に学び 共に栄える

本部会長あいさつ

「共に学び、共に栄える」精神をもって、社会に貢献する。

日創研経営研究会は、中小企業の経営者が経営を学ぶ場として全国各地に発足しました。「共に学び共に栄える」の理念のもと、志をひとつにする全国54会の経営者が集って、経営理念、経営情報、経営知識、経営ノウハウを学んでおります。

私自身も一人の経営者として、経営全般に悩んだ先にいきついたのが「経営を学ぶ」ということでした。さらに人生の使命を、中小企業の活性化と定め、微力ながら邁進してまいりました。私同様、苦しんだり悩んだりしている中小企業の経営者の皆さんにこの活動を広めていきたいという念いです。

現在、徐々に景気回復の兆しは見えてきていますが、中小企業を取り巻く経営環境はまだまだ厳しいものです。戦後初めて迎える中小企業受難の時代と言えるでしょう。とくに少子高齢化問題、デフレ経済、売上の低迷、消費マインドの冷え込み、設備投資の減少と非常に先行き不透明な状況です。

しかし、こうした厳しい経営環境の中にあっても、業績を上げて自社の存在価値を高めている企業が多く存在します。
これらの企業の特徴は継続的に人財を育成し、経営を学び、現場の知恵と創造性を引き出し、素早いアクションを起こしています。つまり、他社に先駆けて顧客満足度を高め、増収増益経営を実現しているのです。

業績が良くても学び続け、逆に業績が悪くても希望を持って努力し続けなければなりません。今こそ経営の原点に戻って共に学び、切磋琢磨しながら自社の存在価値を高め、地域に尊敬される企業を目指していきましょう。

日創研経営研究会本部 会長 田舞 徳太郎

日創研経営研究会本部 会長 田舞 徳太郎 プロフィール

日創研経営研究会本部 会長 田舞 徳太郎

1945年生まれ。24歳で起業し、現在は日本創造教育研究所グループの代表をはじめ、各社の代表取締役を兼務する実務家。
社団法人日本青年会議所の研修担当常任理事、副会頭を歴任。

実家の倒産を経験したことから、「量の拡大」より「質の追求」を強く提唱し、事業の永続を強く願う。多くの「赤字企業の再建」を手掛け、空理空論ではない「リーダーシップの重要性」と「マネジメント能力の必要性」を語る。経営者・幹部には「手堅い実業家」になることを主張し、「理念と戦略のバランス」を説く。

1998年、スタンフォード大学に客員研究員として渡米。「ベンチャー企業の仕組み」「日米の経営比較」「ジュニア・アチーブメント・プログラム」等を研究。現在、日本ペンクラブ会員、国際平和基金財団理事長。

執筆活動も盛んで『気づきの成功学』『可能思考で生き抜け』『理念経営のすすめ』『増益経営のすすめ』『成長・発展する会社の法則』など数多くの著書があり、月刊『理念と経営』では、「社長力・管理力・現場力 三位一体論」の連載を続けている。