2017年度 広島西経営研究会 会長方針

2017年度

2017年度 日創研広島西経営研究会 会長方針

~「成果を創り出す広島西経営研」~

 

 2016年度は「実践する広島西経営研」をテーマに、会員企業と経営研究会の活性化への取り組みと同時に、広島西ビジョンに向けてスタートしました。10委員会の設立から始まり、理事会での経営相談や理事メンバーによる徳目朝礼の実施等、今までにない施策や取り組みにより、会員の意識や会風に変化が生まれてきたように感じます。

 その結果として、全委員会が精力的に委員会活動を開催し、委員会や例会に多くの社員さんが参加されるようになりました。理事会においては100%出席が固定化し、会における人財の育成も、着実に進んでいるように見えます。

 そこで2017年度は、実践の継続から「成果を創り出す広島西経営研」をテーマに掲げさせていただきます。成果とは、企業においては業績向上や人が育つことであり、会員企業が抱える問題や課題が解決することです。会においても同様で、会の掲げる目的や目標の達成であり、会の人財育成です。

 本年度は本部会長方針にコミットし、今以上に会員企業の繁栄に寄与し、会の活性化と存在意義の高い経営研究を目指すと共に、広島西ビジョンの具現化に進んでまいります。

 

2017年度 日創研広島西経営研究会 三大方針

 1) 会員企業の「100%黒字経営」に向けての支援

2) 会員企業の「学びと人財育成」に向けての促進

3) 広島西経営研の「さらなる活性化」に向けての推進

方針1) 会員企業の「100%黒字経営」に向けての支援

① 委員会活動による会員企業の支援

この一年間の委員会活動を振り返ってみると、各委員会が専門性を持ち、独自のカリキュラムや運営を通して、非常に質の高い活動をおこなっていただきました。例会の準備の為の委員会活動からは脱却できたと感じますし、一年間を通しての活動に感謝するばかりです。本年度はさらにスパイラルアップした委員会活動により、会員企業のより良い会社創りに寄与するという目的に向けて、前進させてまいります。

そのためにも各委員会が抱える問題や課題と向き合い、解決を図る必要があります。全委員会が機能し、相乗効果をもたらすためにも、次に掲げる事項を重点に置いての活動を働きかけてまいります。

 (委員会活動における重点事項)

1. 委員会活動の毎月開催

2. 年間を通してのカリキュラム作成

3. 所属委員の100%出席

4. 他の委員会との連携による相乗効果の創出

5. 会員拡大に向けたオブザーバーの参加

 ② ビジネスマッチングによる会員企業の支援

会での健全なビジネスマッチングとは、単なる会員同士での商売や、元請・下請けの関係になることではありません。狙いは新商品の開発やサービス、技術の改善、改革に始まり、さらには新規事業や業態の変化であり、事業継承を含めた経営全般に関わる問題解決やイノベーションです。会員相互の経営情報や知識、知恵を結集し、会員企業を支援していく仕組み作りを目指してまいります。

願わくは、広島西経営研におけるビジネスマッチング運動が、広島を代表する異業種交流会へと発展していければと考えています。

(ビジネスマッチングにおける重点事項)

1. ビジネスマッチングの健全性を図る

2. 会員企業の情報発信の機会を作る

3. 他団体の情報収集と、交流の機会を探る

③ 経営計画(経営方針)書作りの支援

昨年度は、入会2年未満の会員6名の経営相談を行ってまいりましたが、共通の課題として見られるのが経営計画書の未作成です。企業経営においては、やはり経営計画書の作成は必須であり、変化の激しい経営環境の中で生き抜くためにも必要なものです。そこで本年度は、未作成の会員を重点的に、計画書の作成の支援を行なってまいります。

(経営計画書作りにおける重点事項)

1. 経営戦略委員会によるレクチャラーへの参加促進

2. 全国経営発表大会への参加促進

3. 経営計画書の作成と、発表の実践

方針2)  会員企業の「学びと人財育成」に向けての促進

① 本部研修への参加促進

昨年度は多くの会員さんが可能思考研修を受講いただき、

SAコースにおいては95%の受講率となりました。要因としては、入会時面談での受講の徹底と、理事会での体験発表が未受講会員への動機付けに繋がったと感じます。この取り組みは継続し、全会員が可能思考研修を受講いただくよう、引き続き働きかけてまいります。

(本部研修の参加促進における重点事項)

1. 入会後一年以内のPSVコース修了への啓蒙

2. TTコース受講率アップへ向けた取り組み(現在34.1%)

3. 職能研修への参加促進

4. 研修受講に向けた支援の仕組みつくり

② 職場内教育の促進

直近の会員アンケートの中で、自社の課題として最も挙げられたのが「人材育成」となっていますが、本部の推進する人材育成ツールである公式教材を使用した「理念と経営・社内勉強会」および「13の徳目朝礼」の導入は進んでおりません。そこで本年は、会員ならびに会員企業の社員さんへと、それぞれに対するアプローチを図ってまいります。

(職場内教育の促進における重点事項)

1. 勉強会および徳目朝礼の、社内導入率50%の達成

2. 会員企業の社員さんの為の、勉強会の環境つくり

3. 理事会前の徳目朝礼の実践

4. 理事会前の勉強会の実践

方針3) 広島西経営研の「さらなる活性化」に向けての推進

① 会員拡大の取り組み

この5年間の新入会員数は40名を数えましたが、会員数が増えることで組織力が向上し、会が活性化してきたことは間違いないと感じています。「数は力なり」ではないですが、会員拡大は組織としての継続的な課題であり、本部の方針である5,000名に向けた取り組みへの対応も必要です。本年も委員会、例会へのゲストオブザーバーとしてのお迎えから入会へと導く、というサイクルを回し、会員拡大に取り組みます。

(会員拡大における重点事項)

1. 各委員会から1名の会員拡大を図る

2. 入会前の面談で精査し、安易な会員拡大は慎む

3. 複数会員制度を奨励する

② 退会防止の取り組み

当会が設立してからの新入会員は62名を数え、その中から7名が退会され、2名が休会中で、この数値は全国でも良好と捉えられます。設立後の退会者が今後も出ないためにも、委員会活動を中心にしての、会員相互の関係性を強化していくよう働きかけてまいります。

一方で、設立時の会員の退会者が23名となり、設立メンバーの半数近くが退会したことになります。これは全国で初めての分封による設立という影響は否めませんが、同時に世代交代や事業継承による影響もあると思われます。

以上のことから、退会防止に関しては二極の在籍者に対しての対策や、フォローが必要になると考えています。

(退会防止における重点事項)

1. 新入会員オリエンテーションの定期開催

2. 会員の交代や、代理会員への働きかけ

3. 歴代会長会との連携と役割分担

4. 円満退会へ向けた施策、仕組みの協議

③ 理事会のさらなる活性化

広島西の理事会は活性化しており、出席率も100%を継続しております。これも各理事メンバーの自覚と責任感の表れであり、各理事の尽力に感謝するばかりです。この活性化の勢いを前進させるべく、全国NO,1の活性化を誇る理事会を目指して、さらに組織を強化してまいります。

(理事会活性化における重点事項)

1. 理事会出席率100%の継続

2. 理事会資料の事前把握の促進

3. 全員参加による理事会の運営

4. 理事メンバーの拡充

5. 理事会による人財育成

④ 例会の活性化

経営研究会の活性化を測る指数として「例会出席率」が挙げられます。当会の10年間の平均値は65%未満であり、本部会長の目指す70%はおろか、ビジョンに掲げた100%出席には程遠いのが現状です。これらを打開していくためには、多くの顕在および潜在している問題・課題の解決が必要です。

そこで本年は、魅力ある例会つくりと共に、諸問題の解決に取り組むことで、例会出席率の向上を図ってまいります。

 (例会の活性化における重点事項)

1. 例会出席率70%

2. 例会30日前でのWeb出席登録数80%

3. 例会50日前での理事会における事業計画の承認

4. 例会案内における役割分担の明確化

前の記事へ