共に学び 共に栄える

 

株式会社タイヨーパッケージ 代表取締役 野村洋介

地球は、やさしい空気のベールに包まれています。その覆いに守られて、自然も人も、いきいきと命を育むことができます。
私たちタイヨーパッケージのビジネスは、この地球を包む空気に似ています。
「包む」ということは、中のものを大切に守り、育てること。その「包む」を担うのがタイヨーパッケージです。
お客様のニーズに合わせた包装資材を、最適な状態でお届けするということは、
一見、単純なビジネスのようですが、そこには私たちならではの「包み込むやさしさ」を大切にした、
こだわりの品質がたくさん込められています。安全性、衛生面、エコロジー性、多様化するニーズなど、
いろいろなことをしっかりと考えて、ひとつひとつカタチにしていく。
大きな信頼と安心を、全ての方へお届けしていく。
それが、私たちタイヨーパッケージの「やさしさ品質」だと考えています。
今日も、そしてこれからも、この地球に、人々の暮らしがある限り・・。お客様のニーズがある限り・・・。
空気のベールのように、やさしく、そして必要不可欠な存在として、パッケージビジネスのサービスと品質を磨いていきたいと思っています。
どうぞこれからも、私たちタイヨーパッケージにご期待ください。

Q : まずはどのような会社を経営されているか簡単に教えてください

食品で使われる包装資材を取り扱っております。
弊社はメーカーではなく卸売業になります。
様々な包装資材を取り扱っておりますが、最も特徴があるのは
「ベーカリー向けのパッケージ」となります。
私の父と母で創業し、有限会社として法人化致しました。
お客様に恵まれ堅調に商売を続けておりましたが、25年前に父が他界致しました。
私が14才の時です。
母が会社を引き継ぎ、株式会社化致しました。
9年前にベーカリー向けパッケージに特化した通信販売カタログを作成、ブランド名を「パケ ドゥ ソレイユ」と致しました。
タイヨーパッケーをフランス語で読んだ名称です。
オリジナルのおしゃれなパン用パッケージを作成し、カタログ通販という形で全国のベーカリー店様に販売しております。
元々の強みであったベーカリー向けパッケージを、オリジナルカタログとオリジナルパン用パッケージで特化した結果、「ベーカリー向けパッケージ」という小さいながらも特徴的な市場で「日本一」という評価を頂いております。
恐らくですが、「世界一」ではないかなと思っております。
広島市を中心とした地域で卸売りをしている「タイヨーパッケージ」と、全国のベーカリー店を対象にカタログ通販を行っている「パケ ドゥ ソレイユ」が当社の2本柱となっております。

Q : 入会のきっかけ、目的を教えてください

14年前、25歳の時に会社に入りましたが、その時すでに私の母(現会長)が入会しておりました。
入社して1~2ヶ月後にあった例会がとても興味深い内容だったので、「面白そうだな」と感じました。
分封する前で会員数も多くなかった事もあり、
現在とは少し雰囲気も異なっていたかもしれません。
会の方からの誘いや母の勧めもあり入会致しました。
当時は後継者ばかりが集まった委員会があり、近い世代の方が多いその委員会が受け皿になってくれたのでスムーズに入りこむ事が出来ました。
後継者が集まる会も様々ありますが、飲み会ばかりで勉強は二の次的な会には興味がありませんでした。
社長になる前が最も勉強に時間に充てられると思っていたからです。
そして経営というものが分からない中、

「ここだと学びやすいのでは」と感じられたのが大きかったです。    

Q : 経営研究会に入会して良かったこと、また効果を実感したのはどんなことでしょうか

当時所属していた「21世紀委員会」は20代後半~40台前半までの若手経営者・後継者が多く、
皆足りない経験値を熱意や行動力で補おうとしておりました。
普段仲良くしていながらも「負けていられない」という思いをお互いに抱いておりました。
後継者でありながらも第二創業的に事業を伸ばしている方も多く、とても刺激になりました。
それは今も変わりません。
意欲の高い方が会員に所属されている事はとても重要であると感じます。
また、そうした方々が企画される例会はどれも経営に役立つものばかりです。
人材育成、マネジメント、業績アップ、コーチング、マーケティング等、
必要とされるスキルに関して学べます。
そして会員が経営者として自社の経営を発表する例会は、その方の苦労や悩み、
実践した事とその結果と得られた成果、
そして思いや夢といった事を聞く事が出来る機会です。
苦難に立ち向かう姿を見るだけでも同じ経営者として奮い立たされます。
当社では例会に社員さんにも参加してもらっております。
例会の内容に合わせ、参加する社員さんが毎回変わります。
会場の都合上参加出来る人数にも限りがあるので基本的には私から声をかけるのですが、
以前広い会場で開かれる例会参加の希望者をアンケートで募ったところ、
全員が出席希望を出しました。
経営者として非常に嬉しかったです。
当日の会場では弊社が一番参加人数が多かったです。
という事はどの会員企業よりも一番多く学べた会社だと思います(笑)。
これも毎回の例会の質が高いからこそ、当社の社員さんの誰もが「参加したい」と思ってくれたのだと感じます。
当社では長期的な経営取組事項を「委員会」として推進しております。
部門を横断したメンバーで分けており、全員が何かの委員会に所属しております。
若い社員さんも含め全員に発言権が行き渡るので、組織が非常に活性化しております。
はい、経営研究会の運営そのまんまですね(笑)。
良い所は盗む事が大切だと思っております。
他にも次年度計画策定会議を、年度が始まる2か月半前の1月中旬に開くようになりました。
新たな年度が始まる時に、そこからスタートするのと既にスタートを切って加速しているのでは大きく違ってきます。
この辺りも経営研究会の運営から学ばせて頂きました。
自社では経験出来ない事も多いので、得るものが大きいと感じます。

Q : 入会を検討されている経営者さんに一言お願いします

経営者であれば人に言えない苦悩は必ずあると思います。
収益、戦略、人の問題・・・、必ず誰もが共通した悩みや課題があります。
そうした課題に対してどう取り組むか。
私たち広島西経営研究会は「学ぶ事」そして「実践すること」でそうした経営課題や問題の解決をしたいと考えている
経営者が集まっている会です。
異業種の方々が集まり、お互いの会社を、そして自社をより良い会社にしたいと考えております。
心に抱かれている「理想の会社」に近づける為にも、私たち広島西経営研究会で学んで参りましょう。